ブログ
2011.04.12
春風到来
このごろの暖かな毎日に慣れてしまって、今朝は何日ぶりかで寒く感じました。
朝起きて、ガスヒーターにスイッチを入れるという何気ない行動をとったことに、なんとなく後めたさを感じました。
ガスを燃料としているのに「電力」が必要なこと。
限られた資源といいながら、二重に使っているエネルギー。
春とはいえ、東北の地はまだ寒く、暖をとるにも事欠く被災地。
日々の暮らしに必要なガスも電気も復旧しないままの地域もずいぶんあるそうですね。
思いはやはり、自然とそこへと行き着きます。
そういえば、復旧が一番早かったのはLPGだそうですが、そのガスコンロさえ「電池」という電力がないと使用できないことをご存知でしたか?
ガス器具メーカーさんの「安全に配慮」という観点から、2口以上のバーナーがついているガスコンロには加熱防止のセンサーが搭載されています。
このセンサーがなかなかお利口さんで、電池が切れると安全確保ができないために、バーナーへのガス供給を遮断して着火させてくれません。
これもまた、いろいろなことを考えさせられる事柄のひとつです。
震災が引き起こす様々な障害が、これからの、人々の暮らしにどんな影響を与えるか、建築に関わる者としてしっかりと受け止め、向き合っていきたいと強く思います。
そんな、眉間のしわが増えてしまいそうな一日の始まりだった私でしたが、春風がふきました。
前職でお世話になったお施主様が、事務所へと来てくださったんです。
そして、干支にちなみ「ぴょんっ!」と飛躍できるようにとの思いをこめて、こんなプレゼントをいただきました。
ドアチャイムです。
いろいろ探していたのに、なかなかいいのがなくて諦めかけていたものだったので、それはそれはありがたくて(TT)
ありがとうございました。
そうそう、
ブログが立ち上がる前に、お施主様の奥様にも、こ~んな素敵なプレゼントをいただいてたんですよ(^^)
こちらは手染めの暖簾です。
柔らかな色合いの、暖かな手触りの暖簾です。
実はおそろいのコースターまであるんです!
社名もオリジナルではんこを作ってくださって、なんと左下には三つの「くり」マークまで!
この暖簾の色分けには内緒の訳があります。
知りたい方は、ぜひ弊社まで遊びに来てください。
こんな、素敵な方たちに囲まれて仕事ができる幸せ、春は確実に近くに来てます。
長谷川