ブログ

2011.04.13

自然素材って特別?

今、家や食品などいろいろなものが「自然素材」というカテゴリーで表現されています。
なにか、特別な物のように・・・・

うちの山下も古民家鑑定士をやっていたりするんですが、
遠い昔から家を建てる時の材料が、「自然素材しかない!」という時代が圧倒的に長かったと思うんです。
最近は技術の進化? 人の手入れするということへの退化? で、さまざまな良いもの? ができ、それらを使って家を建てるのが普通になっています。

震災時、その後の計画停電や物資の不足で、
今、日本人全員が、
ついこないだまでの生活に?マークが点灯しているのではないかと思います。
そんなに電気を使わなくても、そんなに不便じゃないな~とか、
ほんの数十年前までは、もっと暗くて不便な生活をしていてもなんとも思わなかったな~とか、
明るくなったら起きて、暗くなったら寝る。
そこまでは言いませんが、それが自然なんだな~と、

自然素材って特別なものではないんです。
普通のものです。
裏山の木で家を造ったり、隣町の石や土を使ったりして家を造るのが普通だったんです。
価格が高いといいいますが、地元の山を管理したり、木を山から引き出したり、地元の製材屋さんで乾燥させたり、挽いたりするお金が普通にかかってきます、それらのお金が地元の活性化にもなりグルグルまわって自分に帰ってくるんです。

昔が良いとは言いませんが、昔のほうがみんなが得するシステムが多かったのではないでしょうか、
先人の知恵は、今でもかなり高度な情報になっていますよね。

家造りもしかり、日本人の日本の気候・風土にあった昔ながらのやりかたを今の技術でバージョンアップして、日本独自の日本の家をみんなで造りましょう!

私の知り合いで、「かくふく」という骨董屋さんをやっている人がいます。
本業は鉄骨屋さんなんですが、「富士ひのき」と「伊豆石」で真壁の木のお店を造って営業をしています。
お得な昔の日常食器や柱時計などもろもろが沢山あります。
近くに行ったら寄ってみてください!

この間寄った時に、今をときめく「ノリタケ」の火鉢がありました!
オールドノリタケ?  と言うそうです。

きれいでしょ!
欲しくてウズウズしてたのですが、うちには火鉢が3つもあるので諦めました・・・
このお店、薪ストーブも付けたんですが、停電のとき「明るい、暖かい、料理もできる」と大活躍でした。
詳細はまた後で報告しますね。

今、古き良き物を見直し、快適ではなく、ちょうど良いとか程々をめざす時じゃないでしょうか。

池田でした

ブログ内検索

カレンダー

«4月»
     1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

アーカイブ