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2011.10.31
さくら
先日の台風のせいで根本から倒れてしまった、幹周りが私の一抱えでは済まないくらいの太い桜の木を(それも3本も!)処分する現場へ向かうために、沼津市原の旧国道(千本浜の通り)を走っていたら、こんなものを発見!
わかりますか?ちいさいです
風で揺れて、ぶれていますが・・・
そう、桜が咲いていたんです!
今年の夏以降の異常気象で、各地で桜が咲いているとニュースなどでは聞いてはいましたが、実際に一本丸ごと花を咲かせていた気の早すぎる桜にはビックリ!
風当たりの強い千本浜で台風に耐えただけでなく、勘違いとはいえ可愛い花を咲かせている桜に、強い命を感じて思わず車を降りてパチリッ!
この後到着した現場では、台風さえ来なければ来年もまた美しい花を咲かせてくれただろう桜が、根だけを残して約40センチほどの長さに切りそろえられ、ストーブ用の薪に変身中でした。
一般に薪ストーブで良しとされている木はナラ・クヌギなどの火持ちのいい広葉樹ですが、桜はスモーク用のチップにも使われているように、甘い香りを漂わせながらゆっくりと燃えることで人気があるんですよ。
薪ストーブを、暖房器具としてでなく調理器具として楽しんでいる奥様方は、広葉樹・針葉樹の薪としての特徴を活かして、くべる薪の種類を変えながら火力調整をしているようですから、たぶん桜も活躍するんでしょうね。
花で目を楽しませ、薪になって心を楽しませてくれる桜、すごいです。
長谷川