ブログ

2012.03.14

備える

東日本大震災から一年が経つ事で、やはりたくさんのメディアが特集を組み、TVでも特別番組の放送をしていましたね。
本当に、知らなかった事・知らされていない事がたくさんありました。
原発事故で立ち入りが制限される地域では、いまだ津波による行方不明者の捜索を充分に行うことができず、そのがらんとした平原に取り残されているであろう方々が数十名もいらっしゃることを初めて知りました。

日々流れるニュースで、だんだんに片付けられていく被災地の住宅跡やそれらと並ぶ瓦礫の山を目にする機会はありましたが、カメラの狭い視野で捕らえた画面では、真実は見えては居なかっんだとわかり衝撃を受けました。
そして、自分自身が持っている現実味のない被害想定では何も意味が無いことを思い知りました。

 

大きな地震の巣である活断層が走り、海岸沿いの平地に集まる居住区が多いこと・原発がすぐそこにあるという条件は、そのまま静岡県に当てはまります。
そのため、静岡県内の市町村では、一年前の震災を教訓に防災意識が高まっているそうです。
独自の津波警戒区域のハザードマップ作製や、高所避難所を建設したり、広域避難所の見直しをしたりと、いままでの整備以上にもっと実情にあったものへと改革が進んでいるそうです。

しかし何より大切なのは、個々の意識の有りようではないかと思います

東海地震で予想される津波の到達予想時間が5分以内だという事をご存知ですか?
地盤の違いで、同じ市内でも揺れ方に大きな差が出ることをご存知ですか?

各市町のHPをみると、ハザードマップや指定避難所などの情報が出ているところが多いです。
・一度、住んでいる地域、勤務地、学校、良く出かける場所などの被害想定を調べて知識を手に入れる。
・はぐれた家族との連絡方法・集合場所を決めておく。
・まず揺れによる家具の転倒・建物の倒壊から身を守る。
・そのための予備行動(家具の固定・補強)を起こす。

避難生活は、命があって初めて始まるものだということを忘れずに、日ごろの備えをすべきだと改めて思いました。

長谷川

 



 

 

 

ブログ内検索

カレンダー

«3月»
    1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

アーカイブ