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2012.05.15
三島の風物詩
GWが過ぎ、三島の町に夏の風物詩「しゃぎり」(三島囃子)のお稽古の音が聞こえるようになりました。
とうくりの事務所は三島大社のすぐ脇にあるので、風向きによっていろんな町内の鉦の音が聞こえます。
大社の祭りの時は、近隣町内に確か6年ごとにシャギリを演奏する山車の運行当番が廻ってくることになっています。
大社前での、当番町のシャギリの競り合いはその成果を見せる大舞台ですから、各町内を挙げて、夏祭りのメインイベント「しゃぎり」の練習に余念がありません。
(私も、子供の頃には山車を曳いたりしましたョ。)
宿場町として栄えていた三島の市街地は、古からの歴史を持つ集落だった訳ですから、三島大社の祭礼に関わることは当たり前の伝統ということなんですね。
元々、大社前を東西に通っている道は旧東海道。
とうくりのある西側、鳥居正面から延びる道は鎌倉古道といって、源頼朝の時代にはこちらがメインの街道だったと聞いています。
明治の頃からの町名を新しい住居表示に代えたのが昭和40年だそうですが、現町名大社町(市ヶ原・宮倉)大宮町(宮町・宮川町)本町(大中島・小中島・芝町)中央町(久保町・宮川町)と、何となく市街地の地形や場所が分かる昔の地名に、三島の歴史を感じます。
きっと昔も、町内別にケンカシャギリしてたんだろうなァ。
長谷川