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2013.01.09
広がれ!伊豆石んの会
昨年から、とうくりでは「伊豆石んの会」の活動を始めました。
HPのトップにも掲載してあるように、いま伊豆石(伊豆若草石)は存亡の危機に瀕しています。
昨年7月の記録的大雨で採石場に土砂がなだれ込み、隣接する事務所はあわやというところで助かりましたが、数十メートルも掘り下った坑を機材もろとも埋めてしまいました。
伊豆石は、世間に名の通った「大理石」や「御影石」のように磨いても光沢が出てツヤツヤになる石ではありません。
建材で用いる時も、ハイセンスなインテリア向きではなく、どちらかというと素朴な風合いの控えめな石だと思います。
でも、その優しい風情が日本の建物にはよく似合います。
最近では研究も進み、低温でも遠赤外線の放出が始まることや、汚染物質の吸着をすることなどで着目され始めていたところでした。
建材・石材として以外にも、人の暮らしに役立つ可能性を秘めた地元の石「伊豆石」
長い年月を経て、太古の海から現代へ贈られたこの石を私たちは守りたい。
そんな思いで立ち上がった「伊豆石んの会」に、ありがたいことに少しずつ応援のエールが寄せられ始めています。
今の状況から何とか復活をしてもらうために、伊豆石のことをもっとたくさんの人にもっと知ってもらい、ご協力とお知恵を是非お寄せいただきたいです。
伊豆石のことを教えてほしい!なんて方がいらしたら、是非コメントをお寄せ下さい。
伊豆石んの会、広がって欲しいです。
長谷川