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2013.12.18

職人さん その8(左官工事)

壁や土間などを、鏝を使って仕上げる仕事をしているのが左官職人さん。
日本の伝統技法です。

その昔は、竹で壁下地を組んで基本となる土を塗りこみ、
仕上げに、きめの細かな聚楽土などに灰や藁を練りこんだものを塗っていました。
発祥の地から京壁といったり、土の産地名から聚楽壁といったりします。

和室が減り、大壁(柱が見えないつくり)にクロス仕上げという仕様が一般的になってきた昨今では、
京壁ぬりの部屋がある新築のお宅は減ってきました。
でも、リフォームの場合、以前からの雰囲気を残し
左官仕上げにされるごお宅も少なくないです。

今回は、京壁から漆喰壁へリフォームするお宅の作業をパチリ。



高分子吸収体のような、水分をたっぷり含む「剥離材」を水に溶かして古い壁に塗り、
充分に湿らせてから皮すき(スクレーパー)でこそぎ落とします。

このあと、仕上げ材が壁になじみ良くなるシーラーを塗り
本作業に入ります。
いとも簡単に鏝仕上げしている職人さんの手元を見ていると
自分にも出来るんじゃない?と思えてくるから不思議。

てなことで、とうくりではお施主様に壁塗りをしていただくのが一般的♪



どこのお宅でも、一生懸命にぬった自分塗りの壁の仕上げは
皆さんの思いと汗がしみこんで良いあじ出してます。

と同時に、職人さんの技の偉大さを身をもって知ることになるのでした(^^)

長谷川

 

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