ブログ
2014.11.13
ひとりごと・・・
私の祖母は明治生まれ。
第二次世界大戦開戦の数年前に祖父が病没し
4人の子を抱え、女手ひとつで大戦と激動の時代を乗りこえた苦労人でした。
祖母は、孫である私に対してたいそう厳しくて
「お里が知れる真似をするんじゃない」と
竹でできた物差しで、行儀の悪いことへのお仕置きをピシっとされました。
遊びに夢中になって帰りが遅くなると
その当時はわりと当たり前の、「縁の下」へ押し込められ
良いというまで夕飯はお預けに、
な~んてこともありました。
でも、
幼稚園児の私が犬に襲われて脚を咬まれたとき
68歳の年齢で、下駄履きのまま背に負って、「狂犬病になったら大変!」とばかりに、
保健所まで全力疾走してくれた事を覚えています。
厳しくもやさしい眼差しで、
行儀だけでなく
様々学ばせてくれていたんだと
今でははっきりわかります。
あの頃の祖母の年齢に近づいてきて
ふと自問自答する自分がいます。
その祖母の教えを、今私は守れているのか。
厳しい優しさをもてるおばあちゃんが
私の目標です。
長谷川