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2016.11.18

見えないから厄介な・・・

今夏、ご相談いただいたお宅の事例。

築15年の、在来工法のお宅です。
ある日気づいたら、
玄関の土間に、木の粉がほんの少しだけこぼれいていて、
「どこから落ちたんだろうと?」訝しく思いながらも数週間。

日々、ちょっとだけの粉は落ちている。
もしかして?と
玄関の上がりかまちの下をさわってみるとサクサクとしていて
想像していた「木材」のさわり心地とは違う感触がしたとのこと。

ここまで読んでいただき
皆さん、思い浮かぶのは?

そう、シロアリの食害です。

框の下地まですっかりやられてます 框の下地まですっかりやられてます

幸いにも、土台までは被害が広まってはいなかったのですが
年輪の筋目を残すように框材はぼろぼろ。
框の上に被るように設置していた、玄関収納の裏側を
すっかり食い荒らしていました。

やつらは湿気が大好きで、
光に当たること、風に当たることを嫌います。
器用に表面の皮一枚を残して食べ進めていきますから
今回のように見た目ではわからないまま、食害にあってしまうわけです。

プラスターボード表面の紙を食べてます プラスターボードの表面の紙をかじってます

このあと
壁のボードを剥がし、内部に駆除のための薬剤を注入散布。
框部分も部材を交換し、床下へ薬剤の散布を施しました。

 

基礎の換気口付近を、プランターや物置などで塞いでしまうと
床下の換気状況が悪くなり湿気をためてしまいます。
また、日曜大工で使い残した材木を家の脇に放置したまま!
なんていうのはシロアリが好む環境ですから
被害にあってしまう前に
一度、家の周りを点検してみてくださいね。

長谷川

 

 

 

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