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2018.09.12
幕を閉じる
永いお付き合いを頂いているお客様から、
古くなってしまったガレージの解体を依頼されました。
住居だったら、何とかして残すところなのですが
ガレージとして改造されてから数十年。
躯体そのものが風雨に晒されて、
大風が吹くたびに屋根や壁のトタンがめくれて、
近隣へ迷惑がかかるといけないと判断されてのことです。
元は店舗兼住居だった建物は
なんと!大正3年築のもの。
トタンで覆った内壁をめくると
元の土壁が出てきました。
土壁を塗るための竹小舞
途中、何度か補強や補修をしたということですが
当時の左官さん、補修の材料に新聞紙も使ったようです。
新聞の日付は昭和35年5月5日木曜日
このときから数えても58年が過ぎています。
(松坂屋のセール価格が素敵♪)
さあ、道路使用も申請し
片側通行にしての解体工事が始まります。
舗装などされる前からこの街道を見続けた、
長老の後始末をしっかりやってあげたいと思います。
長谷川