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2024.01.27
ちょっとでも 耐震補強
昭和の頃の建物は
浴室がタイル仕上げの「在来工法」が主流でした。
低い基礎にのせた土台が傷むことを考慮して
写真のように 基礎→ブロック積み→土台
という造りは珍しくはありません。
今回のお宅でも
家の角部分にある浴室の
四方の壁がその造りでした。
木部に老朽や傷みは無いようでしたが
あらしの奥に見える筋交いは
ほとんど耐力の効果はありません。
能登半島地震での倒壊建物が報じられている中
補強をせずに工事を進めるわけにはいきません。
洗面所の天井や壁面の仕上げをすべて解体し
梁と柱に手が出せるようにしました。
構造用合板で梁と柱を結び
平面での補強をしてもらいました。
耐力計算ができているわけではないのですが
引き抜きの力に少しでも耐えるよう
効果のある筋交いには金物も設置しました。
震度7が起きた場合
損壊や倒壊を確実に免れることは難しいかもしれませんが
非難する時間が稼げるだけの
耐力は必要です。
浴室リフォームなどを実施する際は
部分的でも補強をするいい機会になります。
ぜひ
ご一考ください。