古刹 妙高山 最勝禅院

スタッフのひとりごと

以前少し書いた中伊豆の名刹最勝禅院のことをまた、少し書きたいと思います。

いまより五百余年前、永亨五年(1433)に吾宝禅師によって創建された曹洞宗の名刹です。

曹洞宗吾宝五派1400余ヶ寺の本山です。

除魔招福の霊力「火防大薩?の話」

最勝禅院の福を呼ぶ天狗っ葉縁起

開山吾宝禅師が朝お説法をしていると、熱心な老夫婦に目をとめ、何か所望かと尋ねると血脈(戒名)を受けたいという。師は明日も明後日も着なさいと試すつもりでいうと、老夫婦は毎日やってくる。師はその熱心な老夫婦に「周伯(しゅうはく)」「傳中(でんちゅう)」の戒名をあたえ、名を尋ねると、人でなくこの裏山に住む天狗だという。驚く禅師に天狗はお礼に何か願い事があればという。当時寺は水が乏しく困っていたので、師は水がほしいと所望すると、天狗はたやすいことですといって帰っていった。その夜、沢から水の音が聞こえ、澄水がこんこんと湧き出しその水は今も尽きることがない。その時天狗が置いていった宝札(ほうさつ)は今も残されている。当院には火防大薩?菩薩(かぼうだいさったぼさつ・秘仏)が安置され左右に天狗が守護し、この縁により毎年4月24日に火防尊大祈祷会が行われている。

最勝禅院冊子より

他にもいろいろありますが、今日はここまでに致します。

山下

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