山の宝

スタッフのひとりごと

日本3大美林は、木曽ひのき・秋田すぎ・青森ひば。
これらは天然の森で、古くは江戸時代に切り出しを禁じられたり、他所への持ち出しが禁じられたりして守られてきたようです。

これに対して、人工の3代美林というのもあって、三重の尾鷲ひのき・奈良の吉野すぎ・静岡の天竜すぎをさすようです。

天然でも人工でも、森の保全は大変な労力を要します。
美林と名づけられるまで、そこに携わってきた人々の苦労は、並大抵ではなかったでしょうね。

また、美林という呼び方ではなくとも、日本各地に特産の森があります。

とうくりでも採用している、能登のひばや相生の杉、南部のくりなど、地域に育まれたすばらしい木材です。

ただ、これらの木々は野菜と違って、植えたからといってすぐに採取できるものではありません。

長い年月をかけて育てた(育った)山の宝を、私たちは使わせてもらっているわけです。

だからこそ、家族の長い歴史を見守り続ける家には、尚のこと山の息遣いを感じられる木を使って、愛着を持ってもらいたいと思うのです。

さて問題です。
この写真は何でしょうか?

これ、ツガ(栂)の無垢の板材なんです。

長さは220センチ、巾が104センチの立派なツガです。
この巾の板は、樹齢で400~500年生のものでないととれません。

うちの頼れる製材屋さん「うめちゃんち」で、10数年以上前に仕入れた逸材です。

さて再び問題です。

このツガの無垢板が、何に使われたでしょうか?

答えは、
来週お伝えしまーす!

長谷川

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