施工事例
2012.05.12
強い木デッキ
寒さと湿気の強い県北東部G市にあるこの建物。
玄関アプローチはウッドデッキで造られていましたが、
10年ほどの年月が経ち、腐食が目立ってきました。
ペンキで塗装をすることで表面に固い膜ができ、
素材そのものの様子が分かりにくくなります。
見た目には色落ちは無くても、
「知らない間に膜の内側で腐食が進んでいた!」なんて事がおきてしまうのが難点。
ご相談を受けたとき、
「木だとすぐに傷んできちゃうから、他所で木みたいな樹脂で造ったらどうかって言われてて、それに結構いいお値段みたい・・・」とお悩み中でした。
とうくりはこうお答えしました。
「樹脂製擬木って高いんですよ。じゃあ、それほど値段が変わらないほぼノーメンテナンスの強~い木で造りましょう!
せっかくのウッドデッキ、木じゃなくっちゃ素材感が出ませんから」
ということで、ご提案したのは「ウリン」です。
通称アイアンウッドと言われていて、木材の中では一番堅い木として知られています。
100年水に浸かっていても腐らないと言われており、
良くリゾート地にある海上コテージなどはウリンで作られているところが多いようですね。
ご主人のご希望で、一部に天然石タイルを貼ったことでおしゃれなテラス風に、また、前回付いていたラチスの手すりはやめて、広々した雰囲気に変わりました。
「ここにガーデンテーブルを置いてお茶でも出来そうですね♪」とおっしゃってくださった奥様も楽しそうです。